1997-10-03 第141回国会 参議院 本会議 第3号
しかし、新たな決定方式については、新薬開発の意欲を損なわないような配慮、流通の近代化など多くの問題がありますが、薬価決定方式の改革について積極的な検討方針を示されている厚生大臣は、全体の改革のプログラムの中で、この点についてはどのようなスケジュールで、どのような方向で進めるのか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
しかし、新たな決定方式については、新薬開発の意欲を損なわないような配慮、流通の近代化など多くの問題がありますが、薬価決定方式の改革について積極的な検討方針を示されている厚生大臣は、全体の改革のプログラムの中で、この点についてはどのようなスケジュールで、どのような方向で進めるのか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
現行の薬価基準制度のもとでは、いかなる薬価決定方式をとろうと薬価差益が生ずることは免れません。薬の価格は、公設の医薬品取引市場を創設して市場取引にゆだねるという原則に立ち、公定価格制度を廃止して薬価差益や不正請求をなくすべきであります。同時に、医業経営が薬価差益に依存せずに成り立つように、診療報酬体系を見直すべきであります。厚生大臣の御見解をお尋ねいたします。
構造改革としては薬価決定方式そのものを見直すというふうに言っているわけですから、そのことと、ここに「薬価差益の解消」ということを改めて書いていることのその関係がわからないものですから、私、質問しているわけですが、いかがなものでしょうか。
○岡田委員 それでは、先ほどちょっと申し上げましたように、この合意の中で、「診療報酬制度、薬価決定方式、高齢者に関する医療保険制度」、この三つが中心である、こういうふうに書いてありますので、順次お聞きしていきたいと思うのです。 この合意では、「与党三党による昨年十二月十九日の確認及び本年四月七日の「基本方針」に基づいて対処する。」
「診療報酬制度、薬価決定方式、高齢者に関する医療保険制度」、この三つについて九月一日までに与党の責任で具体案をおつくりになる、こういうふうに理解してよろしいでしょうか。
大臣、例えば一例ですが、イギリスのように製造コストに一定のマージン率を掛けるという、そういう薬価決定方式も一つの改善策ではないだろうかというふうに思うんです。ここらで薬価算定方式の抜本的改正を決意をされる、検討に着手するというふうにお考えになりませんか。
この際、薬価問題に根本的なメスを入れ、速やかに現行の薬価決定方式を、イギリスやフランスで行われている製造原価を基礎にした薬価決定方式に転換させるべきだと思いますが、お答え願いたい。(拍手)こうすれば、二割から三割、薬価を低く抑え、国民の負担増なしに、政府管掌健康保険で二千億から四千億円の財源がつくられ、医療給付の改善をすることができるのであります。